鉄骨柱の自動計測・建入れ調整システム
簡易な操作で鉄骨柱の建入れ精度を確保
ランク3
概要
鉄骨柱の建方時の倒れ計測と建入れ制御を自動で行うシステムです。
簡単な操作で建入れ精度を確保することができ、複数の柱に対し、計測装置の盛替えも不要です。従来よりも鉄骨建入れにかかる手間が省け、作業所の生産性向上につながります。
本システムは、
①自動視準トータルステーションと柱頂部に設置した反射プリズムにより鉄骨の建入れ位置を計測し、
②設計データと実際の建入れデータの差分に基づき、
③鉄骨ジョイント部に取り付けた自動建入れ調整装置を自動制御して、
建入れ調整を行います。
システムの操作はモバイルPCを用いて行い、無線通信で自動視準トータルステーションおよび自動建入れ装置を制御します。また、各機器の動力はバッテリーですので、電気配線や通信配線が不要です。
システム概要図
特長・効果
生産性
安全性
作業負担
コスト
作業人員の削減が可能
鉄骨柱の建入れ調整作業について、鳶工・測量工の省人化（各1人ずつ）が可能です。
鉄骨柱の建入れ精度を自動で確保
簡単な操作で、鉄骨柱の建入れ精度を確保することができます。システムの操作は、モバイルＰＣを用いて行います。最高で、誤差±1mm以内までの建入れ調整が可能です。
同じ位置から複数の柱の計測・建入れ調整が可能
同じ位置から複数の柱の計測・建入れ調整が可能なため、柱毎に計測装置を盛替える必要がなく、鉄骨梁を入れた後の「歪み直し」作業にも適用可能です。
主な用途
鉄骨柱の建方時の建入れ調整作業
実績・適用例
自社事例
東京都 宿泊研修施設への適用
- 検証現場：
- 東京都 宿泊研修施設
- 検証年月：
- 2019年12月～2020年1月
- 現場名：
- 東京都 宿泊研修施設
- 建物用途：
- 宿泊研修施設
- 使用期間：
- 2ヶ月
佐賀県 スポーツ施設への適用
- 検証現場：
- 佐賀県 スポーツ施設
- 検証年月：
- 2021年4月～11月
- 現場名：
- 佐賀県 スポーツ施設
- 建物用途：
- スポーツ施設
- 使用期間：
- 7ヶ月
その他
- 計測結果の帳票（Excel）出力が可能です
- 長距離無線LAN により、途切れにくいWi-Fi 通信環境としています