仮ボルト不要接合工法
「ガチャントピン®」
ランク5
概要
仮ボルト不要接合工法は、仮ボルトの代わりに仮ボルト不要接合治具「ガチャントピン」を使用することにより、柱鉄骨と大梁鉄骨を容易に仮固定する工法です。大梁鉄骨に取り付けた仮ボルト不要接合治具の「接合ピン」を、鉄骨柱のブラケット部分のボルト孔に差し込むだけで、大梁鉄骨をワンタッチで簡単に仮固定することができます。
仮ボルトを使用せずに大梁鉄骨を仮固定することで、 仮ボルトの取付・締付け・撤去の作業にかかる時間を短縮するとともに、高所作業の低減により安全性が向上します。
外力については、接合ピンのせん断力で風荷重・地震荷重の水平力に対して抵抗します。荷重に対する安全性については、事前に2種類の検討書を用いて確認します。水平力が作用すると、片側の接合ピンが抜け出す恐れがあるため、フェイルセーフとして外れ止めを設けています。
特長・効果
生産性
安全性
作業負担
コスト
大梁鉄骨をワンタッチで簡単に仮固定できる
大梁鉄骨の上フランジに固定した仮ボルト不要接合治具の「接合ピン」を、柱のブラケット部分のボルト孔に差し込むことにより、大梁鉄骨をワンタッチで簡単に仮固定します。
鉄骨建方(大梁)にかかる作業時間を約1/3に短縮
仮接合(仮ボルトの取付、締付け、撤去)の作業手間を省き、大梁の鉄骨建方にかかる作業時間を、従来の約1/3に短縮できます。
工費・環境負荷の低減
大梁の鉄骨建方にかかる作業時間を短縮できることで、歩掛り向上により労務費や仮ボルトの搬出入費・処分費等の工費を削減できます。また、仮ボルトの廃棄費用や各工程におけるCO²排出量を低減します。
主な用途
ブラケットタイプの大梁鉄骨の仮接合
実績・適用例
自社事例
東京都 事務所建築への適用事例
- 検証現場:
- 東京都 事務所建築
- 検証年月:
- 2021年7月~10月
- 現場名:
- 東京都 事務所建築
- 建物用途:
- 事務所
- 使用期間:
- 3ヶ月
千葉県 倉庫施設への適用
- 検証現場:
- 千葉県 倉庫施設
- 検証年月:
- 2023年2月~3月
- 現場名:
- 千葉県 倉庫施設
- 建物用途:
- 倉庫
- 使用期間:
- 2ヶ月
その他
- 10m以上の大梁にも適用可能。(専用の手順あり)