

iTOREL(アイトーレル)
コンクリート構造物点検システム
ランク5


概要
iTORELは、コンクリートの目視検査と打音検査の業務をロボット技術によって代替する事を目指したシステムで、コンクリートの「ひび割れ」と「うき」をリアルタイムに自動検出する点検ユニットが搭載されています。
複数の点検ユニットを使用して広範囲に点検することで、定量的な判定と作業時間の短縮や省力化を実現します。

iTOREL概要
特長・効果
生産性
安全性
作業負担
コスト
ひび割れの自動検出精度が高い
ひび割れ検出ユニットは、光切断法を用いた3次元形状計測によって可視画像と距離画像を同時に撮影し、コンクリート表面よりも奥行きのある黒い線を識別することで、ひび割れを自動検出

AIによりうきを自動検出
打音検査ユニットは人の腕の振りを模擬し、人に近い打音を発生可能なアーム機構を採用
うきの自動判定には騒音などに対して頑健な浮きの検出が可能な機械学習(アンサンブル学習)を使用
※学習データが無い構造物はクラスタリングによる判別

取得した点検データから展開図を自動作成
撮影したコンクリート表面の画像に、検出したひび割れ、うきのデータを重ねて展開図が作成可能
打音データも記録されているため、事務所で展開図を見ながら変状箇所の確認が可能

主な用途
建物の壁面や天井等の点検作業
実績・適用例
自社事例
建物天井の打音検査
- 検証現場:
- 商用ビル
- 検証年月:
- 2018年7月
- 現場名:
- 非公開
- 建物用途:
- ショッピングセンタ
- 使用期間:
- 1ヶ月
打音検査システムのみを使用

トンネル点検
- 検証現場:
- 道路トンネル
- 検証年月:
- 2021年10月
- 現場名:
- 非公開
- 建物用途:
- ー
- 使用期間:
- 1日

その他
- 試行を含め16件に導入(2023年度末時点)
- 第10回ロボット⼤賞優秀賞(社会インフラ・災害対応・消防分野)
- NETIS登録番号:QS-230037-A(国土交通省活用促進技術)