PiCOMS
Penta-Ocean Integrated ConstructionManagement System】

BIMモデルを用いた工事統合施工管理システム

ランク3

概要

建築工事における図面の承認状況から、部材の製作状況や施工状況を部材単位でBIMモデルに表現し、進捗状況を2次元および3次元で「見える化」するシステムです。
本システムに入力された情報を工事関係者が共有することで、効果的・効率的な工事管理が可能となり、また、工事の進捗状況だけでなく、品質管理状況や重機配置状況の情報を一元化し、工事関係者間でリアルタイムに共有できる技術です。
本システムはBIMモデルを使用しているにも関わらず、BIMに関する習熟度や専用の機器は不要で、職員や協力会社がタブレット等からBIMモデルを選択し、進捗状況を入力することができます。

システムの特徴
  • 部材の製作工場と情報共有により、製作図の作図~製造~取付完了までの進捗状況を統括管理
  • BIMの専門知識や専用機器が不要、完全な操作性により工事関係者全員で活用
  • 工事関係者の指示・報告等の管理作業を従来の半分程度に削減

特長・効果

生産性

安全性

作業負担

コスト

製作管理から出荷管理、取付管理における業務の効率化

本システムの機能で、各部材の取付順序を入力できます。入力された情報は、製作工場や取付業者が確認することができるため、製作工場は、搬送の段取り、積込順序の確認に使用でき、取付業者やその他の業者は、取付順序を基に作業の段取りを実施できます。そのため、情報の錯綜がなくなるとともに、各業者間での連絡調整会議などを省略でき、元請や協力業者ともに業務効率化に繋がります。

予実管理の徹底

本システムの機能で、図面の承認予定日・製作完了予定日の入力を行い、入力された日付より完了日の入力が遅延している部材を赤くハイライト表示させ、注意を促します。部材をハイライト表示させ遅延状況を明確に示すことで工程管理の徹底して行えるとともに、担当者しか把握していなかった詳細も関係者全員で把握し、工程の円滑化に繋がります。

建設重機の位置と工事状況をリアルタイム表示

重機に搭載した高精度位置測位(RTK測位)機器により、位置情報を収集し、収集したデータを格納する位置情報サーバーとPiCOMSサーバーを連携させることで、建設重機のリアルタイム位置と工事進捗状況をBIMモデル上への表示・可視化することができます。可視化された情報は現場事務所や作業員休憩所の大型モニター、各種タブレットに表示することが出来きます。現場の進捗状況と重機の配置状況がリアルタイムで反映されるため、翌日の工程会議で使用する配置図にも、活用することができます。

主な用途

様々な工種に適用が可能であり、PiCOMS以外とのデータ連携を行うこともでき情報の一元管理ツールとして使用可能である。

実績・適用例

自社事例

例1
検証現場:
地上41階 PCa造
検証年月:
2019年10月
建物用途:
集合住宅・店舗・事務所・公共施設・駐車場・駐輪場等
使用期間:
2019年10月~2021年1月
例2
検証現場:
地上4階
検証年月:
2021年10月
建物用途:
倉庫業を営む倉庫
使用期間:
2021年10月~2022年12月

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